北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は16日付の論評で、米海軍佐世保基地(長崎県)に最新の大型強襲揚陸艦が配備されることに反発した。朝鮮中央通信が伝えた。
防衛省は4月26日、米海軍の強襲揚陸艦「アメリカ」(全長約260メートル、約4万4000トン)が佐世保に配備されると発表した。現在配備されている「ワスプ」よりも大型で、艦載機の運用能力が向上されているという。
論評は、「問題は、大型強襲上陸艦に最新鋭ステルス戦闘機F35Bと垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが搭載されていることである」と指摘。また、海上自衛隊の護衛艦「いずも」が空母化される方針であることにも言及。
(参考記事:「世界は日本を警戒すべき」…北朝鮮が「いずも」空母化に猛反発する理由)「日本は、海上武装装備を大型化、遠距離化して他国を隠れみのとし、その陰の下で実戦能力を強めている」としながら、「執ように軍事大国化の道へ疾走している」と非難した。