北朝鮮当局が、新型の電気メーターの設置を強引に進めていることはデイリーNKジャパンでも既報のとおりだが、これに対して北朝鮮国内では、反発の声が上がっているという。使っただけの電気料金を払うという当たり前のことに、なぜ反発が起きるのだろうか。
(関連記事:経済制裁下の北朝鮮に吹く「有料化の嵐」…庶民から「小銭」を吸い上げ)平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、北朝鮮当局は今年春に、電気使用量を測る電気メーターを設置せよとの指示を下した。つまり、今までの固定電気料金1ヶ月33北朝鮮ウォン(約0.5円)ではなく、使用量に応じた料金を払えというものだ。
人民班(町内会)の班長がそれを住民に伝えたところ、反発の声が上がった。