ただし、国連安全保障理事会の制裁決議が定めた物品以外であれば、外交官や旅客機乗務員の個人の持ち物は例外としたが、これも4日前までに輸出入の許可を取ることが義務付けられた。
シンガポールは、北朝鮮の合法、非合法な取引の隠れ蓑に使われてきたとの指摘が後を絶たなかった。北朝鮮の外貨稼ぎ事業に長年に渡って携わってきたリ・ジョンホ氏は今年6月、ボイス・オブ・アメリカ（VOA）とのインタビューで、北朝鮮がシンガポール企業を経由してロシアから原油を輸入してきたと明らかにしている。
（関連記事：北朝鮮の石油輸入にシンガポール企業が関与＝元北朝鮮高官）また、シンガポールのOCN社は、平壌市内で富裕層向けに高級品を販売する店舗を運営し、国連安全保障理事会の制裁決議に違反しているとの指摘が相次いでいた。