金正恩氏が「恐怖政治の季節」に突入。ミサイル挑発は一時棚上げか

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金正恩体制は2012年12月に衛星打ち上げロケットと称する弾道ミサイルの発射実験を行い、これを成功させた。その翌2013年2月には第3次核実験を強行、3月には朝鮮戦争の停戦協定を白紙にすると明言した。この時、韓国は第2次朝鮮戦争が始まるのではという恐怖に包まれ、当時の国連事務総長だった潘基文(パン・ギムン)氏は、涙ながらに金正恩氏に挑発をやめるよう訴えた。

そんな金正恩体制の対決姿勢も夏には収束する。そして同年12月には、叔父である張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑するという北朝鮮史上、類を見ない粛清事件が起きたのである。