北朝鮮の冬は、長く厳しく辛い。
世界気象機関(WMO)の統計によると、平壌の1月の平均最低気温は氷点下10.7度。北海道の釧路(氷点下10.4度)とほぼ同じだ。また、1949年12月29日には気象観測史上最低となる氷点下30.2度を、2001年1月12日には氷点下26.5度を記録した。暖房のない環境で寝ていたら、凍死しかねない寒さである。
庶民は「対岸の火事」
そんな厳寒の冬を乗り切るために欠かせないのがオンドル(床暖房)だが、その燃料となるプロパンガス価格が高騰していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。