国際社会の経済制裁の影響で資金や建築資材の流れが滞り、また戦争の噂が拡散するなど、様々な要因が重なって不動産価格が下落しているのだ。
平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、中朝国境沿いの新義州(シニジュ)の駅前や税関付近は全国屈指の不動産投資有望エリアだった。
このエリアは、中国から輸入した物資を鉄道、トラックに積み替えて全国に送り出す物流拠点で、人の行き来も多いところだ。中国との国境から1〜2キロしか離れていないため、中国の携帯電話の電波も届く。
ところが、国際社会の対北朝鮮制裁で状況が変わった。