国際社会の経済制裁に加え、自然災害などによる凶作で食糧不足に陥りつつあると伝えられる北朝鮮。一部で配給が止まり、その影響が首都・平壌の「核心(エリート)階層」にも及んでいると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。
北朝鮮に一時帰国して中国に戻ってきた貿易会社の幹部は、RFAに対して次のように語っている。
「経済制裁の影響は小さくないだろうと予想はしていたが、これほどツラいものになるとは思わなかった。これまで配給に依存して暮らしてた平壌市民は大きなショックを受けている」
大量餓死も
この幹部によれば、最近、平壌市民が配給を受け取る場所が食糧販売所から勤め先に変更されたという。これは事実上の配給停止を意味する。それは次のような理由からだ。