北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は19日、「米国の『北の核威嚇論』の不当性を暴く」とするチョン・ヒョン氏なる人物の論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、米国が「北の核威嚇論」をけん伝しているとし、「数十年間にわたるわが共和国に対する威嚇は、内外が公認するように名実ともに米国の国家政策の基礎である世界支配野望と覇権追求から発している」と指摘した。

また、「数千万人民の尊厳と安全、利益を固守し、自主的発展の道を開いていくためのわが共和国の選択は至極正々堂々とし、誰もわれわれの国家核戦力強化を『威嚇』などといってむやみにけなしてはいけない」と強調した。

さらに、「わが共和国に対する制裁と圧迫は千秋に許しがたい反人倫的かつ野蛮な行為として、いつかは計算されるべき希代の罪悪である。戦争でもない平和な時期に無このわが子どもと女性、老人を含む全人民が残忍非道な制裁と経済封鎖の対象となるべきいかなる理由や根拠もない」と述べた。

つづけて、「仮にこの地にたった一人が生き残るとしても米帝侵略者とあくまで戦って勝つためにしっかり研いできた正義の核霊剣を絶対に手放さず、最後の勝利によって血の代価を百倍、千倍に払わせるという覚悟と意志に燃えているわが軍隊であり、人民である」と主張した。

その上で「朝米間の対決を核で終結させようとするなら、そのおびただしい火の洗礼をほかならぬ自分自身から味わわなければならないということをホワイトハウスの狂人は銘記する方がよかろう」と忠告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 米国の「北の核威嚇論」の不当性を暴露

【平壌10月19日発朝鮮中央通信】19日付の「労働新聞」は世界を騒がせている米国の「北の核威嚇論」の不当性を暴くチョン・ヒョン氏の論評を掲載した。

論評は、真に北東アジアと世界の平和と安定に関心があるなら、正義と真理に対する渇望があるなら、米国がけん伝する「北の核威嚇論」の真相からはっきり知るべきだと資料を挙げて暴露した。

論評は、誰が誰を脅かすのかについて明らかにした。

われわれは百年来の敵である米国の反共和国侵略策動はそのつど粉砕しながら進んでいるが、世界のいかなる他国も侵略したことがなく、そんな試みさえしたことがない。

しかし、米国はわれわれと異なり、歴史的にわが共和国に対して最もしつこい威嚇を加えてきた張本人である。

数十年間にわたるわが共和国に対する威嚇は、内外が公認するように名実ともに米国の国家政策の基礎である世界支配野望と覇権追求から発している。

論評は、朝鮮の選択は正当であり、論難の種になるわけにはいかないということについて次のように主張した。

米国とその追随勢力が執ように説破する「北の核威嚇論」において骨子は、われわれの核保有の「不法性」に関する問題である。

こんにち、米国が「北の核威嚇論」を執ように流布させるところには勝算のない朝米対決構図を朝鮮対国際社会の対決構図に変えて局面転換を成してみようとする、われわれに対する制裁・圧迫に世界の大小の国々を強迫して動員し、その力を借りてわが共和国をなんとしても崩壊させようとするより陰険で狡猾(こうかつ)な下心が潜んでいる。

われわれの核は、もっぱら侵略と暴悪の核を制圧する正義の抑止力であり、まさにここにわれわれの核保有の正当性と大義名分がある。

数千万人民の尊厳と安全、利益を固守し、自主的発展の道を開いていくためのわが共和国の選択は至極正々堂々とし、誰もわれわれの国家核戦力強化を「威嚇」などといってむやみにけなしてはいけない。

論評は、「威嚇解消のためのよい方案」は何であるのかについて次のように強調した。

わが共和国に対する制裁と圧迫は千秋に許しがたい反人倫的かつ野蛮な行為として、いつかは計算されるべき希代の罪悪である。

戦争でもない平和な時期に無このわが子どもと女性、老人を含む全人民が残忍非道な制裁と経済封鎖の対象となるべきいかなる理由や根拠もない。

共和国が創建された初日から制裁と圧迫という銃声・砲声なき戦争を恒常的になめながら生きてきたし、その中で自強力を生存と発展の原動力に培ってきたわが人民である。

仮にこの地にたった一人が生き残るとしても米帝侵略者とあくまで戦って勝つためにしっかり研いできた正義の核霊剣を絶対に手放さず、最後の勝利によって血の代価を百倍、千倍に払わせるという覚悟と意志に燃えているわが軍隊であり、人民である。

軍事においては白痴同様であるホワイトハウスのあきんどがあえて「暴風前の静寂」「斬首作戦」「物々しい核先制攻撃」などをけん伝するが、このような空威張りが招く結果が何であるのかを熟考して発言を慎むべきである。

朝米間の対決を核で終結させようとするなら、そのおびただしい火の洗礼をほかならぬ自分自身から味わわなければならないということをホワイトハウスの狂人は銘記する方がよかろう。

朝米間の問題解決の方途を論じながらある人は、「鈴を付けた者が鈴を外さなければならない」と言ったが、その一言はよく言ったようだ。

朝鮮の核は、自主か、覇権かを決する世界政治の分水嶺で自分の正義の勝利によって歴史の新しいページを開くことになるだろう。---

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