国際社会の経済制裁が、北朝鮮の当局も庶民もじわじわと締め上げつつある。
北朝鮮の複数の外貨稼ぎ機関の幹部を務めた後、米国に亡命した李正浩(リ・ジョンホ)氏は、先月16日の米ニューヨークでの講演で「米国の科した制裁は史上最強レベル、北朝鮮は1年もつかわからない、多くの住民が命を落とすだろう」と述べた。
(参考記事:元北朝鮮高官「制裁履行で北朝鮮は輸出の8割を失う」)そんな苦境に追い込まれた北朝鮮では、当局と住民の間で資源の争奪戦が起きている。その資源とは、松の実だ。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。