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北朝鮮では、松の実が熟すのは9月に入ってからだが、中国に輸出したい当局と、市場で売って儲けたい地元民は、8月中旬から山に入って松の実争奪戦を繰り広げる。充分に熟すのを待てば良質の松の実が収穫できるのだが、悠長に待っていれば全部取られてしまうため、双方ともさっさと取ってしまおうとする。

当局は、処罰をちらつかせて住民に脅しをかけるが、かなりの儲けになるため、リスクを犯してでも夜間に山に入る人が多いという。

北朝鮮で松の実が多く取れるのは、故金日成主席が下した「山に松林を作って、松の実で油を作って人民に供給せよ」との教示に基づき、全国的に松林が造成されたからだ。