一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の報告書によると、難民認定を受けた脱北者は1422人、申請中の人が533人、合計で1955人に達する。脱北者団体によると、かつてはカナダに1000人、英国に600人、ドイツに300人の脱北者が住んでいた。
しかし、現在の状況は一変している。
多くの移民を受け入れていることで知られるカナダだが、最近では脱北者の難民申請をほとんど受け付けなくなった
。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、カナダ移民難民局の資料を引用し、カナダで難民認定を受けた脱北者は2011年に115人、2012年には218人いたが、2013年には13人に急減し、2016年にはゼロとなったと報じた。