保守系の弁護士からなるこの団体の共同代表を務める蔡明星(チェ・ミョンソン)氏は、刑事被告人となっている朴槿恵前大統領の弁護人団の一員で、韓国国民からの受けが良いとは言えない人物だ。また、キャンペーンを進める各団体は保守色が強く、歴史や人権問題に関心が高いリベラル層から協力を得るのは困難と見られる。
さらに、このキャンペーンを共同で行っている北韓人権団体連合の一部メンバーは、国家情報院がネット上の世論操作を行っていた事件に関与した疑いで取り調べを受けるなどしており、過去の保守政権との密接な関係がキャンペーンの足を引っ張る可能性がある。