北朝鮮は2000年代以降、アフリカ諸国から受注した建設事業を通じてこれまで最低で1億6000万ドル以上を稼ぎ出したことが確認された。

中国のデイリーNK北朝鮮情報筋は「北朝鮮は美術創作団体の『万寿台創作社』が母体の万寿台海外開発会社グループ(Mansudae Overseas Project Group of Companies)が、2000年代初頭からアフリカ諸国から造形物の建設を受注し、莫大な外貨を収入を得ている。現在進行の赤道ギニアの建築物までを含めば、最低で1億6000万ドル以上だ」と話した。

金正日氏の秘密資金に

万寿台創作社は金日成の生前から平壌の凱旋門や主体思想塔などの建設を行っており、能力を認められた北朝鮮の代表的な美術団体だ。

この情報筋によれば、北はナミビアで大統領宮前(4,900万ドル)、英雄陵(523万ドル)、軍事博物館(180万ドル)等で、現在工事中の独立記念館(1,000万ドル)の工事金額を含めると最低でも6,603万ドルを稼いだ計算だ。

また、アンゴラでは平和記念碑(150万ドル)、アゴスティニュネト博士文化センター(4,000万ドル)、カビンダ公園(1,300万ドル)等を建設し、最低でも5,450万ドルの収入を上げた。

民主コンゴではバスケットボール競技場が1200万ユーロ(約1,440万ドル)、スポーツアカデミーセンターの400万ユーロ(約480万ドル)等で、約1600万ユーロ(約1,900万ドル)を稼いだ。セネガルでは1,000万ユーロ(約1,200万ドル)の受注額の高さ50メートルのアフリカ再生記念塔を建設した。

北朝鮮は赤道ギニアで大統領休養地建設(80万ドル)、政府庁舎の新築(150万ドル)、ルバサッカー競技場建築(674万ドル)、ルバ会議場建築(350万ドル)等で、約1,254万ドル規模の建設事業を現在進行中だ。

情報筋は「この様な建設事業によって稼いだ金は、全て労働党39号室が管理する。一部は内部統治費用として使われるが、ほとんどはスイス、マカオなどにある39号室秘密口座に入金され、金正日の秘密資金として管理される」と話した。

北朝鮮は1970年代からエチオピアなどアフリカ諸国との親善友好として、『革命勝利塔』等を無償で建していたが、2000年以後、外貨獲得手段として万寿台創作社から2つの単位を選抜し、建設事業貿易を行っていると伝えられている。

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