北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、韓国の文在寅政権が「われわれの自衛的措置に言い掛かりをつけて米国との『ミサイル指針』改正に熱を上げている」とする論評を配信した。

米韓が、両国間で取り決めた「ミサイル指針」の改定について原則合意したことへの反発だ。現行のミサイル指針では射程距離800キロメートルの弾道ミサイルに搭載できる弾頭重量が500キロに制限されている。今月4日、韓国の文在寅大統領とトランプ米大統領は電話会談を行い、北朝鮮のミサイルの脅威に対抗するため、弾頭重量を500キロから1トンまで増やすことで合意した。

論評は、「敵がどこにいても、どこから侵犯してきても任意の針の耳のような目標も精密打撃できるように高度に科学化、先端化されたのが、わが戦略兵器の威力である」と主張した。

また、「このような時に、上司にしがみついてミサイル弾頭の重量を増やすことで生きる道を開いてみるというのだから、実に笑止千万である。弾頭の重量問題さえ自分の意のままに決定することができず、米国に縛られて生きる植民地奴僕の哀れな境遇を浮き彫りにさせるだけである」と述べた。

さらに、「弾頭の重量を増やすからといって、変わるものがあるのか。打ち明けて言うと、われわれの核と戦略弾道ロケットは南朝鮮のかいらいなどを相手にするためのものではない」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

弾頭の重量を増やすからといって生きる道が開かれるのか 朝鮮中央通信社論評

【平壌9月12日発朝鮮中央通信】南朝鮮のかいらいが、われわれの自衛的措置に言い掛かりをつけて米国との「ミサイル指針」改正に熱を上げている。

先日、南朝鮮当局者がかいらい軍の弾道ミサイル弾頭の重量を増やすことができるように「ミサイル指針」を改正してくれることをトランプに哀願して「口頭合意」を取り付けたという。

来る10月、ソウルでこの問題が本格的に論議されるという。

かいらいはすでに、二度の改正を通じて共和国の全域を打撃圏内に入れられるように弾道ミサイルの射程を延長したが、弾頭の重量が小さくて破壊力が制限的だとし、それを1トン以上に増やさなければならないとけん伝している。

弾頭の重量を1トン以上に増やせば、「北の要塞化された指揮部と地下施設物を十分に破壊」でき、「北の脅威に備えられる軍事的抑止力」を整えられるとほらを吹いている。

われわれの国家核戦力完成の出来事的な成果と連続的な対米超強硬攻勢に度肝を抜かれたかいらいが、初歩的な情勢判別能力と方向感覚が全くなくなったようだ。

今、われわれの大陸間弾道ロケットは大陸と大洋を越えて宇宙を飛び、超強力熱核兵器である水爆の荘厳な爆音が地球を振動させている。

敵がどこにいても、どこから侵犯してきても任意の針の耳のような目標も精密打撃できるように高度に科学化、先端化されたのが、わが戦略兵器の威力である。

このような時に、上司にしがみついてミサイル弾頭の重量を増やすことで生きる道を開いてみるというのだから、実に笑止千万である。

弾頭の重量問題さえ自分の意のままに決定することができず、米国に縛られて生きる植民地奴僕の哀れな境遇を浮き彫りにさせるだけである。

南朝鮮のかいらいは、米国を狙ったわれわれの核戦力強化措置が講じられるたびに、誰よりも騒ぎ立てて無謀な軍事的挑発に執着している。

「ミサイル指針」というくつわでかいらいを縛りつけておいて自分の承認なしには一歩も動けないようにしていた米国が「口頭合意」でも与えたのは、手先を同族対決と北侵戦争、北東アジア支配戦略実現の弾除けに使いこなそうとするところにある。

このような腹黒い下心も知らずに大きな恩恵でも受けたかのように振る舞うかいらいの醜態は、とても見るに耐えないものである。

弾頭の重量を増やすからといって、変わるものがあるのか。

打ち明けて言うと、われわれの核と戦略弾道ロケットは南朝鮮のかいらいなどを相手にするためのものではない。

南朝鮮の当局は、無分別にあわてふためいてはならない。

米国上司に頼って責任も負えない虚勢を張っていては、想像できない災難を呼びつけることになるということについてわれわれはすでに警告した。---

    関連記事