7月4日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型の発射に立ち会った時に、ミサイルを米国へのプレゼントに例えて「これからも退屈しないように大小の『贈物包み』をしばしば送ってやろう」と豪語していたことに比べると随分トーンダウンした。
(参考記事:米の行動見守る」金正恩氏が腰砕けか…ミサイル発射を保留)それでも、金正恩氏は米国への威嚇姿勢を見せ続けた。23日付の労働新聞によると、金正恩氏大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型をはじめとする兵器の研究・開発を担う国防科学院を視察し、ICBMの弾頭部や固体燃料ロケットを「量産すべきである」と指示し、核兵器開発への変わらぬ執着を見せた。
(関連記事:「ICBM4人組」が台頭か…金正恩氏の側近「順位」に異変)25日には、北朝鮮軍特殊作戦部隊の競技を訪れ、「もっぱら銃剣で敵を無慈悲に掃討し、ソウルを一気に占領し、南朝鮮を平定する考えをしなければならない」と気炎を揚げた。