同氏は北朝鮮が魚雷や潜水艦の輸出に向け、カタログを製作したという話は北朝鮮でも聞いたことがないと話した。ただし、北朝鮮咸鏡南道新浦造船所の隣の烽台ボイラー工場に偽装した工場に、潜水艦やホバークラフトの見学にキューバ人が訪問した姿を見て現場関係者に尋ねると、「潜水艦の輸入のための訪問だ」という話を聞いたと話した。
北朝鮮の攻撃理由について「大青海戦の恥を復讐するためだ」と断言した。金正日は韓国に復讐し、軍と幹部へ自身の権威を誇示しようとしたという観測だ。同氏は「北朝鮮は西海NLLから得るものが無い。偵察局にありながら『NLLを修復しよう』という話も聞かない。緊張を作り出す目的だけだ。海戦で敗北した為、北に有利な潜水艦で復讐したのだ」と話した。
最後に天安艦撃沈事件調査結果に対して相変らず疑惑が提起される現象に対し、「もちろんどんな考えを持とうと自由だが、何というか理解がいかない部分が多い。46人の軍将兵が死亡した原因を究明し、この行為を行った者を罰するべきだが、これには関心を見せず政府を疑うことにだけ関心がある。元北朝鮮の潜水艦操縦士の私でも納得が行く事実に対し、なぜ平凡な国民が納得出来ないのかが理解ができない。韓国社会には北朝鮮に同情的な考えがとても多いようだ」と話した。