南北を分断する軍事境界線にほど近い北朝鮮の開城(ケソン)に造成され、多数の韓国企業が進出していた開城工業団地。昨年2月に閉鎖されたが、最近になって現地に残されていた多数の車両が一斉に姿を消したと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
VOAによると、工業団地に進出していた韓国アパレル企業、シノン・エベネセル(Shinwon Ebenezer)の駐車場には、昨年12月まで100台以上の車両が停められていた。これは、複数の企業が使用していたもので、工業団地閉鎖後に北朝鮮当局が1ヶ所に集めていた。
ところが、米デジタルグローブ社が6月16日に撮影した衛星写真をVOAが分析した結果、これらの車両が全て消え去っていた。