北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)が、「敵を制圧する万端の戦闘準備を整えて高度の臨戦状態」にあるとする署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、「米執権勢力がいくら核戦略資産を朝鮮半島の周辺に送り込んでも無駄だ」と述べた。21日から実施されている米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」に対するけん制と見られる。

さらに、「米国は、今からでも現実を正しく見るべきだ。わが共和国は、米本土を任意の場所で任意の瞬間に、決心した通りに打撃できる最強の大陸間弾道ロケット保有国である」と強調した。

そのうえで、「グアムであれ、ハワイであれ、本土であれ、わが戦略軍の無慈悲な打撃から逃れることはできない」としながら、「わが軍隊は、敵を制圧する万端の戦闘準備を整えて高度の臨戦状態にあり、『予防戦争』行為のいささかの兆候でも捕捉される場合、その即時、断固たる対応措置を取るであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 米国は今からでも現実を正しく見るべきだ

【平壌8月20日発朝鮮中央通信】今、米国で「予防戦争」の場所をわれわれの主権が行使される共和国地域に定めるのが自分らにとっては被害のない「理想的な選択」になりうるだの、最も断固たる行動を取るだの、なんのという妄言が引き続き響き出ている。

20日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、これは侵略の目的をあくまでも達成してみようとするヤンキー式考え方の集中的な表れであると主張した。

論評は、米執権勢力がいくら核戦略資産を朝鮮半島の周辺に送り込んでも無駄だとし、次のように強調した。

米国は、今からでも現実を正しく見るべきだ。

わが共和国は、米本土を任意の場所で任意の瞬間に、決心した通りに打撃できる最強の大陸間弾道ロケット保有国である。

グアムであれ、ハワイであれ、本土であれ、わが戦略軍の無慈悲な打撃から逃れることはできない。

わが軍隊は、敵を制圧する万端の戦闘準備を整えて高度の臨戦状態にあり、「予防戦争」行為のいささかの兆候でも捕捉される場合、その即時、断固たる対応措置を取るであろう。

それから招かれる災難に対しては、米国が責任を負わなければならない。

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