北朝鮮当局が、平壌市に住む一部住民を地方に強制移住させる計画を立てていることについては、以前にも本欄で伝えた。対象となるのは、脱北者の家族や政治犯収容所の収監者の親戚、違法薬物や韓流ドラマのDVDの製造・密売などに関わった人々だ。
正恩氏は、違法薬物の乱用と韓流ドラマの拡散を押しとどめるべく、秘密警察などを動員して様々な努力を重ねてきたが、ほとんど成果は出ていないように見える。
(参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち)障がい者を追放
そして9月9日の共和国創立日(建国記念日)を前に、この恐るべき強制移住計画がついに実行に移されようとしている。