自分たちの最大の目的は外貨を稼ぐことであるため、外国人との間で無用な議論が起きぬよう、慎重で控えめな言動を心がけているようだ。
そんな彼らが突然態度を一変させ、雄弁に語るようになったのは、北朝鮮本国の指示と教育によるものと思われる。
核・ミサイルなどを巡る北朝鮮の行動が国際的に問題となった時、北朝鮮の在外公館は貿易会社や外貨稼ぎ機関の駐在代表を集めて、自国の正当性をいかに説明すべきかを教育する「教育報道」と呼ばれるレクチャーを行なうという。
教育を受けた人々はそれを持ち帰り、部下を集めて内容を共有する。