HOME > 連載 > 高英起の無慈悲な編集長日誌 > 金正恩氏を暴走に駆り立てる「8月の怨念」と戦争の危機 2017年08月12日 | 核開発 ということはいま、弾道ミサイル実験に相次ぎ成功したことで、「ようやくケンカをできる体制が整った」と金正恩氏は考えているかもしれない。 2年前に屈辱を味わわされた韓国の朴槿恵前大統領はスキャンダルで転落したが、それで、金正恩氏の「敗北の歴史」が消え去るわけではない。 ここで米国相手に大立ち回りができれば、その「戦果」で過去の恥辱を覆い隠すことはできるだろう。 しかし問題は、米国は韓国よりも遥かに強大な相手であるということだ。 345