北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は9日、国連の制裁を受けても核開発と経済建設を同時に進める並進路線を続けると主張する社説を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

社説は、北朝鮮が2回にわたる大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル発射実験を強行したことへの対応措置として国連安全保障理事会が採択した制裁決議第2371号に対して、「徹頭徹尾、米国の極悪非道な孤立・圧殺策動の所産としてわれわれの自主権に対する乱暴な侵害であり、わが共和国に対する正面切っての挑戦である」と糾弾した。

また、「国連『制裁決議』によって世界で最も過酷な制裁を受けているわれわれにとって、こんにちの事態は別に事新しいものではなく、それにいささかも驚いたり、萎縮するわが軍隊と人民ではない」と強調した。

さらに、「わが共和国が敵対勢力の新しい制裁の前で揺さぶられ、態度を変えると思うのは途方もない妄想である」としながら、「わが軍隊と人民は、平和守護の永遠なる旗印である並進路線をより高く掲げて自分が選択した道に沿ってこの世の果てまで行くであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 朝鮮は並進路線をより高く掲げて進むであろう

【平壌8月9日発朝鮮中央通信】既報のように、去る6日、米国はわれわれの大陸間弾道ロケット試射に「国際平和と安全に対する脅威」と言い掛かりをつけ、それを口実にしてわが共和国の経済発展と人民の生活向上を完全に阻むことを狙った国連安保理の「制裁決議」第2371号なるものをつくり上げた。

定見もなく、初歩的な信義と大国の体面さえ捨てた大きいわが周辺諸国まで怖じ気づいて米国の横暴非道な拍子に合流した。

9日付の「労働新聞」は社説で、今回の国連「制裁決議」は徹頭徹尾、米国の極悪非道な孤立・圧殺策動の所産としてわれわれの自主権に対する乱暴な侵害であり、わが共和国に対する正面切っての挑戦であると糾弾した。

また、米国の主導下にこれまでの数十年間、数回にわたってつくり上げられた国連「制裁決議」によって世界で最も過酷な制裁を受けているわれわれにとって、こんにちの事態は別に事新しいものではなく、それにいささかも驚いたり、萎縮するわが軍隊と人民ではないとし、次のように強調した。

こんにち、わが祖国は原爆、水爆と共に最強の大陸間弾道ロケットまで保有した名実相伴うチュチェの核強国、世界的な軍事強国の地位に確固と達した。

こんにち、米国とあらゆる有象無象が白昼強盗さながらの国連「制裁決議」をまたもやつくり上げたのも、われわれを並進の道から退くようにし、われわれの強力な核抑止力をなんとしても無力化させることに主な目的がある。

他国なら、十度、百度も崩れ落ちたはずの帝国主義者の前代未聞の悪らつな孤立・圧殺策動の中でも、困難な闘争を繰り広げて得るものは全部得て、手に握るものは全部握ったわが共和国が敵対勢力の新しい制裁の前で揺さぶられ、態度を変えると思うのは途方もない妄想である。

わが軍隊と人民は、平和守護の永遠なる旗印である並進路線をより高く掲げて自分が選択した道に沿ってこの世の果てまで行くであろう。

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