北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)のスポークスマンは8日、国連安全保障理事会が採択した制裁決議第2371号を「全面的に断固排撃する」と主張する声明を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
国連安保理は今月5日(現地時間)、北朝鮮が2回にわたる大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル発射実験を強行したことへの対応措置として制裁決議第2371号を全会一致で採択していた。北朝鮮政府は6日、制裁決議に反発する声明を発表していた。
ア太委は声明で、「世界で最も図々しいごろつき国家である米国とその強権に押さえられて不正義に盲従する有象無象が8月6日、国連安保理の名を盗用してまたもや対朝鮮『制裁決議』第2371号をつくり上げる国際的犯罪を働いた」と非難した。