しかし、現場の作業員にはそのような説明がなされているわけもなく、疑問が噴出していた。指揮部は「金正恩氏が乗車する日時に合わせているため」と苦しい弁明をしている。
実際に乗るとしても、国境から離れていて中国から動きを察知されないモッカ駅から鯉明水(リミョンス)駅までの短い区間に過ぎないだろう。
そもそも、手抜き工事や極寒期の無理な工事で労災死亡事故が多発し、安全上の問題を抱えているとされるいわくつきの鉄道でもある。このような鉄道を金正恩氏は利用しないのではないだろうか。
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