北朝鮮政府は7日、国連安全保障理事会が採択した制裁決議に対して、「われわれの自主権に対する乱暴な侵害であり、わが共和国に対する正面切っての挑戦である」と非難する声明を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
国連安保理は今月5日(現地時間)、北朝鮮が2回にわたる大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル発射実験を強行したことへの対応措置として制裁決議第2371号を全会一致で採択していた。
(関連記事:国連安保理、北朝鮮制裁を全会一致で採択…石炭・海産物を全面禁輸)声明は同国の核・ミサイル開発は、「米国の強権と専横から国の自主権と民族の生存権を守るために選択した正々堂々たる自衛的措置である」としながら、「無謀な軍事的冒険と卑劣な制裁策動を弄している米国に送る厳重な警告であった」と主張した。