北朝鮮外務省のスポークスマン(報道官)は30日、28日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型の2回目の発射を強行したことについて、「自主的尊厳と威容を再度全世界に誇示した壮快な勝利となる」と主張する談話を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

報道官は、「今回の試射を通じて任意の地域と場所で、任意の時刻に大陸間弾道ロケットを奇襲発射することのできる能力が誇示され、米本土全域がわれわれの射程圏内にあるということがはっきり実証された」と主張した。

また、発射の目的について「わが共和国に反対する制裁・圧迫騒動に狂奔しながらばかばかしいほらを吹く米国に厳重な警告を送るためである」と強調した。

さらに、「米国のせん越な戦争のほらや極端な制裁脅威は、われわれをいっそう覚醒、奮発させ、核兵器保有の名分だけを立てている」としながら、「国家防衛のための強力かつ威力ある戦争抑止力は必須不可欠の戦略的選択であり、何によっても逆戻りすることができず、何とも換えられない貴重な戦略資産である」と核・ミサイル開発を正当化した。

そのうえで、「もし、米国がいまだに正気に返れず、われわれに反対する軍事的冒険と『超強度制裁』策動に執着し続けるなら、われわれはすでに闡明した通りに断固たる正義の行動で対応するであろう」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人 米国は共和国を害しようとする愚かな妄想を捨てるべきだ

【平壌7月30日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは30日、次のような談話を発表した。

28日に行われた大陸間弾道ロケット「火星14」型の第2次試射の大成功は、チュチェの核強国、世界的なロケット盟主国としてのわが共和国の自主的尊厳と威容を再度全世界に誇示した壮快な勝利となる。

今回の試射を通じて任意の地域と場所で、任意の時刻に大陸間弾道ロケットを奇襲発射することのできる能力が誇示され、米本土全域がわれわれの射程圏内にあるということがはっきり実証された。

われわれが今回、あえて大陸間弾道ロケットの最大射程模擬試射を行ったのは、最近、無分別にわが共和国に反対する制裁・圧迫騒動に狂奔しながらばかばかしいほらを吹く米国に厳重な警告を送るためである。

われわれの成功裏に行われた大陸間弾道ロケット第2次試射を注視したはずの米国の政策立案者らは、わが国家にあえて手出しする日には米国という侵略国家も無事ではないということをはっきり理解したであろう。

わが国家を相手取る米国のせん越な戦争のほらや極端な制裁脅威は、われわれをいっそう覚醒、奮発させ、核兵器保有の名分だけを立てている。

野獣のような米帝によってこの地で残酷な戦乱を経験したわが人民にとって、国家防衛のための強力かつ威力ある戦争抑止力は必須不可欠の戦略的選択であり、何によっても逆戻りすることができず、何とも換えられない貴重な戦略資産である。

半世紀をはるかに越える長きにわたる歳月、血生臭い侵略戦争と極悪非道な敵視策動によってわが人民に不幸と苦痛を強要してきた米国が、われわれの度重なる警告にもかかわらず、この地にまたもや悪臭漂う面を出して核の棍棒を振り回しながら間抜けないたずらをするなら、われわれはこれまで着々と見せた核戦略武力で厳しくしつけてやるであろう。

米国は世界的な核強国、ロケット強国に浮上したわが共和国の戦略的地位とわが軍隊と人民の敵撃滅の報復意志を直視して、われわれを害しようとする愚かな妄想を捨てなければならない。

もし、米国がいまだに正気に返れず、われわれに反対する軍事的冒険と「超強度制裁」策動に執着し続けるなら、われわれはすでに闡明(せんめい)した通りに断固たる正義の行動で対応するであろう。

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