北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、日本の安倍晋三首相が憲法改正を目的に、「反共和国制裁・圧迫の雰囲気を鼓吹しようと忙しく振る舞っている」と非難する論評を配信した。
論評は、安倍氏が「憲法第9条を修正して2020年に新しい憲法を実施すると公言した」としながら、「自民党が今年中に憲法修正草案を制定し、2018年春に開催される国会会議でそれに対する投票を行うと明らかにするなど、憲法改正に速度を出している」と指摘した。
一方、7月初めの東京都議選で自民党が惨敗したことや、安倍政権の支持率が急落していることに触れながら、「誰それの『脅威』を口実に憲法改正に反対する内外の強力な抗議を静めてなんとしても海外膨張野望を実現し、この機会に旦夕に至った政治的危機を免れようとする一石二鳥の『打算』をしている」と強調した。