北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は2日、南北関係問題において米国が韓国に圧力をかけて「反統一干渉行為」を行っていると非難する署名入りの論説を配信した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

米国のトランプ大統領と韓国の文在寅大統領は30日に首脳会談を行った。会談後に発表された共同声明では、米韓同盟の強化や対北朝鮮政策での連携などが確認された。論説は、こうした米韓の動きに対する非難と見られる。

論説は、「最近、米国が北南関係の改善を阻むための不当な干渉策動にやっきになって執着している」と指摘した。

つづけて、「米国には、長々70余年間もわが民族に分裂の苦痛を浴せかけたことに対してひざまずいて謝罪し、北南関係問題から手を引いて自分の巣窟に帰えるべき責任と義務があるだけである」と主張した。

また韓国に対しては「祖国統一問題に対する米国の干渉に終止符を打つためには、南朝鮮当局が自主的な立場に立たなければならない」と述べた。

そのうえで、米国に対して「対決と緊張を鼓吹する卑劣な妄動を直ちに中止しなければならない」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり

「労働新聞」 北南関係問題に対する外部勢力の干渉を排撃すべきだ

【平壌7月2日発朝鮮中央通信】2日付の「労働新聞」は署名入りの論説で、北南関係問題に対する外部勢力の干渉を排撃すべきだと強調した。

論説は、最近、米国が北南関係の改善を阻むための不当な干渉策動にやっきになって執着していることについて暴露し、北南関係問題に勝手に首を突っ込んで南朝鮮当局に圧力を加える米国の破廉恥な反統一干渉行為はいささかも許されないと明らかにした。

また、朝鮮民族が自分の地で再び同じ血筋を引いて生きていく問題に対して外部の承認を受けるというのは言葉にならないとし、次のように指摘した。

米国は、わが民族を分裂させた張本人として北南関係問題、統一問題に介入するいかなる名分も体面もない。

米国には、長々70余年間もわが民族に分裂の苦痛を浴せかけたことに対してひざまずいて謝罪し、北南関係問題から手を引いて自分の巣窟に帰えるべき責任と義務があるだけである。

祖国統一問題に対する米国の干渉に終止符を打つためには、南朝鮮当局が自主的な立場に立たなければならない。

南朝鮮当局は、米国の奸計に乗せられて北南関係の改善に障害を醸成するのが結局、民族にすすげない罪悪を残す反逆の道であるということをはっきりと銘記して、正しく行動すべきである。

米国は、「北の核脅威」などを口実にして北南関係問題に勝手に干渉しながら同族を離間させ、対決と緊張を鼓吹する卑劣な妄動を直ちに中止しなければならない。

    関連記事