先月28日、国連安全保障理事会で開かれた大量破壊兵器の不拡散を巡る討論会で北朝鮮の代表が、「核戦力強化は自主権行使である」とアピールした。朝鮮中央通信が1日、伝えた。

討論会に出席したのは北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使。同通信によるとキム大使は、金正恩党委員長が、昨年の朝鮮労働党第7回大会で自主権が侵害されない限り「先に核兵器を使用しないであろう」と述べたとしながら、「核拡散防止の義務を誠実に履行し、世界の非核化を実現するために努力するであろうと明言した」と強調した。

つづけて、「核戦争の暗雲が漂っている根本原因は、ほかならぬ米国の時代錯誤の対朝鮮敵視政策と戦争挑発策動にある」と指摘した。

さらに、「われわれの核戦力強化は、米国が加えている前代未聞の核戦争脅威と制裁圧迫策動を粉砕して朝鮮半島と地域の平和と安全を守るばかりか、真の国際的正義を実現するための正々堂々たる自主権行使である」と主張した。

そのうえで、「米国の核脅威・恐喝を根源的に終息させ、朝鮮半島と世界の平和と安全を守るために核抑止力を中枢とする自衛的国防力を全面的に強化していくであろう」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮代表団 共和国は核抑止力を中枢とする自衛的国防力を全面的に強化していく

【平壌7月1日発朝鮮中央通信】朝鮮代表団が6月28日、大量殺りく兵器拡散防止に関する国連安保理公開討論会で次のような原則的な立場を明らかにした。

最高指導者金正恩委員長は歴史的な朝鮮労働党第7回大会の報告で、わが共和国は責任ある核保有国として侵略的な敵対勢力が核でわれわれの自主権を侵害しない限り、すでに明らかにした通りに先に核兵器を使用しないであろうし、国際社会に対して担っている核拡散防止の義務を誠実に履行し、世界の非核化を実現するために努力するであろうと明言した。

こんにち、朝鮮半島に日を追って険悪な戦争の局面が醸成され、核戦争の暗雲が漂っている根本原因は、ほかならぬ米国の時代錯誤の対朝鮮敵視政策と戦争挑発策動にある。

われわれの核戦力強化は、米国が加えている前代未聞の核戦争脅威と制裁圧迫策動を粉砕して朝鮮半島と地域の平和と安全を守るばかりか、真の国際的正義を実現するための正々堂々たる自主権行使である。

米国が世界で最も完成された兵器システムを永遠に独占しようと核兵器の近代化をはじめ軍備増強に没頭しながら、他国は「核」や「弾道」という言葉が付いたいかなる実験も、発射もできないということこそ、厚顔無恥なごう慢と独善、二重基準の極致である。

代表団は続けて、共和国は日々無謀になる米国の核脅威・恐喝を根源的に終息させ、朝鮮半島と世界の平和と安全を守るために核抑止力を中枢とする自衛的国防力を全面的に強化していくであろうと強調した。

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