北朝鮮の金(ゴールド)の推定埋蔵量は、約2000トン(韓国鉱物資源公社の2009年の資料による)に達する。この数値がもし本当ならば、北朝鮮は埋蔵量世界10位の「知られざる金大国」となる。
しかし、生産量は年間2トンと非常に少ない。鹿児島県の菱刈鉱山の年間生産量7.5トンと比べると、その少なさがわかる。長年の採掘で埋蔵場所が深くなり、それに見合った設備が必要なのに、投資をする余裕がないこと、生産に欠かせない電力が不足していることが主な原因と思われる。
一方で砂金は、大規模な設備がなくても採取が可能だ。