ジュネーブ軍縮会議に参加している北朝鮮代表が15日、「平和的宇宙利用に優先的な関心を寄せている」との立場を明らかにした。朝鮮中央通信が18日付で伝えた。
平和利用の名目で、国連安全保障理事会の決議で禁じられている弾道ミサイル技術を用いた衛星ロケットの打ち上げを継続する姿勢を示したものと言える。
代表はまず、「平和的開発と利用は国の大きさや政見の差などに関係なく、国際法によって公認された主権国家の合法的権利である」と指摘。
続いて、「米国とその追随勢力が国連安保理を盗用して作り出し、でっち上げたすべての反共和国『制裁決議』は、主権国家の合法的権利と公認された国際法を乱暴に無視したものである」との従来の主張を繰り返した。