北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、米国がシリアのアサド政権に対して軍事的圧力を加えたことを非難しながら、自国の核開発を正当性する論評を配信した。

論評は、4月に米国がシリア政府軍の空軍基地にミサイル攻撃を加えたことや、今月6日にシリア政府軍陣地を攻撃したことに対して「反米的なシリア政府の転覆を狙った暴悪非道な国家テロ行為である」と非難した。

また、「米国の国家テロ行為によって国の領土保全のためのシリア政府の活動に重大な障害が生じ、イラクをはじめとする世界の至る所でも無この人民がヤンキーの連続投下爆弾とミサイルによって無残に倒れている」と指摘した。

さらに、「米帝こそ、世界の平和と安全の撹乱(かくらん)者、国際テロの元凶である。米帝国主義が地球上に残っている限り、他の国と民族を抹殺するための悪の帝国の国家テロ犯罪は今後も引き続き強行されるであろう」と主張した。

そのうえで、「力に頼ってのさばる米帝にはもっぱら、強力な力で立ち向かわなければならず、核戦力を非常に強化してきたわれわれの選択が至極正しかったということを再び実証している」としながら、「日々無謀になる米国の戦争策動に対処して自衛的核抑止力を質量共にいっそう強化していくであろう」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

われわれの選択は至極正当である 朝鮮中央通信社論評

【平壌6月17日発朝鮮中央通信】シリアに対する米国の軍事的策動が、日を追って横暴になっている。

去る4月、シリア政府軍の空軍基地にミサイル攻撃を加えて世人を驚愕(きょうがく)させた米国は6月6日、「緊張緩和地帯」を侵犯したという口実の下で同国政府軍陣地をまたもや軍事的に攻撃する蛮行を働いた。

これは、反米的なシリア政府の転覆を狙った暴悪非道な国家テロ行為である。

米国がいくら荒唐無稽(こうとうむけい)な口実を設けて自国のシリア攻撃策動を正当化しても、その犯罪的性格を覆い隠すことはできない。

米国は以前から反米的な現シリア政府を転覆し、親米的な政権を樹立するために策動してきた。

中東支配戦略実現の一つの目標であるシリア国家転覆のために米国は、同国の内部紛争を助長するなどあらゆる卑劣な方法を全て動員した。

「イスラム国(IS)」という国際テロ組織の出現によって、シリアをはじめとする中東地域の情勢が悪化すると、米国はこれを好機として「対テロ戦」の美名の下で本格的な軍事的侵略策動に乗り出した。

米国がシリア政府の承認もなしに同国領土に「緊張緩和地帯」を一方的に設定し、まるで自国の地のように振る舞いながら政府軍の正当な対テロ活動まで「侵入罪」に仕立てて攻撃を加えている事実は、ヤンキー帝国の国家転覆野望がいかに極度に至ったのかを明白に示している。

シリア政府に反対する米国の軍事的策動は、アメリカ帝国が唱える「対テロ戦」の侵略的正体を告発する生きた証拠である。

米国が9・11事件に対する「報復」をけん伝して開始した「対テロ戦」は、反帝・自主的な国々を「テロの主犯」に仕立てて地球上から除去して世界を制覇するための新たな変種の侵略戦争であった。

米国は、「対テロ戦」の教理をシリアに適用してテロリスト掃討の美名の下で政府軍を打撃し、反テロ勢力支援をうんぬんして「IS」を支援するなどの圧殺策動に血眼になって狂奔している。

米国の国家テロ行為によって国の領土保全のためのシリア政府の活動に重大な障害が生じ、イラクをはじめとする世界の至る所でも無この人民がヤンキーの連続投下爆弾とミサイルによって無残に倒れている。

米帝こそ、世界の平和と安全の撹乱(かくらん)者、国際テロの元凶である。

米帝国主義が地球上に残っている限り、他の国と民族を抹殺するための悪の帝国の国家テロ犯罪は今後も引き続き強行されるであろう。

こんにちの現実は、力に頼ってのさばる米帝にはもっぱら、強力な力で立ち向かわなければならず、核戦力を非常に強化してきたわれわれの選択が至極正しかったということを再び実証している。

わが軍隊と人民は、日々無謀になる米国の戦争策動に対処して自衛的核抑止力を質量共にいっそう強化していくであろう。

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