朝鮮中央通信が3日、死亡の事実を発表したリ・ファルは、北朝鮮の空軍の生きた歴史だった。朝鮮中央通信はこの日、「金正日総書記が祖国解放戦争(朝鮮戦争)記念館の功労解説員だったリ・ファル中将の逝去に深い哀悼を表して、花輪を送った」と伝えた。
平安北道のヨムジュが故郷であるリ・ファルは、日本の名古屋航空兵学校を卒業して、飛行時間2千時間を越えた、日本空軍のエースの1人だった。
「親日派」として断罪されず
北朝鮮の専門家のかなり多くが、リ・ファルが北朝鮮の空軍の創軍と発展に寄与した功労が大きく、彼の太平洋戦争参戦の経歴を、民間航空機勤務の経歴に替えた可能性が高いと考えている。