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重い荷物を背負わされて1日に24キロも歩かされた上で、道中はまともな食事も寝床も与えられない「地獄の行軍」というのが不人気の理由だ。

誰も行こうとしないため、募集担当者は苦肉の策として「旅費」を支給することにした。

両江道の情報筋によると、各機関、工場、企業所は従業員から集めたカネを参加者に支給した。1人あたり3万北朝鮮ウォン(約390円、コメ6キロ分)だが、これは行軍に欠かせない軍用の地下足袋と、1日1本の酒を買えるだけの金額だ。

これ以外にも、1ヶ月間の勤労動員の完全免除という出血大サービスをつけて、ようやく参加者が集まったという。