北朝鮮の金正恩党委員長が、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の戦闘飛行術競技大会を指導した。朝鮮中央通信が5日、報じた。「普天堡(ポチョンボ)戦闘(※1937年6月4日)勝利80周年になる歴史の日」に行われたとされていることから、4日に指導したと見られる。

北朝鮮軍の戦闘飛行術競技大会を指導した金正恩氏(2017年6月5日付労働新聞より)
北朝鮮軍の戦闘飛行術競技大会を指導した金正恩氏(2017年6月5日付労働新聞より)

同通信によると、北朝鮮軍の航空・対空軍の金光赫(キム・グァンヒョク)司令官は開会の辞で、「敵の空母をはじめいかなる対象物も一撃のもとに掃滅できる一当百の不死鳥にしっかり準備させ、全軍を祖国統一のための戦いの準備完成にいっそう力強く鼓舞、激励する意義深い訓練競技だ」と述べた。

金正恩氏は、競技大会を見ながら「戦闘飛行士らがさまざまな技巧飛行動作を立派に遂行する、格好いい、科学的な操縦と完璧な飛行術を余すところなく披露した」と喜んだという。

北朝鮮軍の戦闘飛行術競技大会を指導した金正恩氏(2017年6月5日付労働新聞より)
北朝鮮軍の戦闘飛行術競技大会を指導した金正恩氏(2017年6月5日付労働新聞より)

金正恩氏は、大会に参加した若い飛行士らと共に記念写真を撮った。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

金正恩党委員長が戦闘飛行術競技大会を指導

【平壌6月5日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩委員長が「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2017」を指導した。

午前9時、金正恩委員長が飛行場に姿を現した。

朝鮮人民軍航空・対空軍の金光赫司令官(航空軍上将)は開会の辞で、「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2017」はすべての飛行指揮メンバーを命令さえ下れば、「わたしに続け!」のスローガンを叫んで最先頭に立って出撃し、敵の空母をはじめいかなる対象物も一撃のもとに掃滅できる一当百の不死鳥にしっかり準備させ、全軍を祖国統一のための戦いの準備完成にいっそう力強く鼓舞、激励する意義深い訓練競技だと述べた。

また、普天堡戦闘勝利80周年になる歴史の日に行われる今大会を通じてすべての飛行指揮メンバーと戦闘飛行士らが金正恩飛行隊の戦闘的気概と不敗の威力を全世界に誇示すると確信し、「朝鮮人民軍航空・対空軍飛行指揮メンバーの戦闘飛行術競技大会―2017」の開会を宣言した。

金正恩委員長は、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士らに出撃命令を下し、監視所に上がって競技大会を指導した。

大会は、師団長・旅団長組、追撃機・爆撃機・襲撃機連隊長組、軽輸送機・ヘリ・教育機連隊長組、飛行士養成機関を卒業したばかりの若い飛行士組に分けて行われた。

大会の順位は、離陸、襲撃、超低空および横転、迎撃飛行、自由空中戦闘、着陸などを判定要素にして各種の監視器具で評価した点数を総合して決めることになった。

競技大会の開始と共に複数の軽飛行機が党旗と最高司令官旗を空高く翻して祖国の青い空に飛行雲を刻み、追撃機が技巧飛行を行った。

金正恩委員長は、戦闘飛行士らがさまざまな技巧飛行動作を立派に遂行する、格好いい、科学的な操縦と完璧(かんぺき)な飛行術を余すところなく披露した、ととても喜んだ。

金光赫航空・対空軍司令官の後をついで師団長、旅団長が大地を蹴って空に飛び立ち、攻撃目標の掃滅、飛行場上空の超低空通過および上昇横転、着陸などを立派に行った。

連隊長と若い飛行士も、双機離陸、襲撃、30メートル超低空飛行および双機上昇横転、自由空中戦闘飛行、着陸などを立派に行った。

金正恩委員長は、飛行指揮メンバーと戦闘飛行士らの激しくて熱を帯びた競技の様子を見て、今大会が今まで行った競技大会のうち、一番よかったと大きな満足の意を表した。

大会を飾るかのように、技巧飛行が再び行われた。

金正恩委員長は、競技大会が成功裏に行われたことに大きな満足の意を表して航空軍の戦いの準備完成において指針とすべき貴重な教えを与えた。

金正恩委員長は、大会に参加して新世代戦闘飛行士の戦闘的気概と勇猛を誇示した若い飛行士らに会って温かく鼓舞、激励し、彼らと共に記念写真を撮った。

朝鮮人民軍の将兵が、競技を観戦した。

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