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中でも最も成功した事例として、北朝鮮の冠帽峰(クァンモボン)会社と、中国の延辺天下之本農業生産資料有限公司の合弁事業が挙げられる。

天下之本社のウェブサイトによると、同社は2004年、道内の穏城(オンソン)郡の下三峰(ハサムボン)協同農場の田畑50ヘクタールの生産を請け負い、科学的に生産量を増加させるために、技術指導を行い、除草剤、殺虫剤などの農薬を提供し、生産量の増大に成功した。この農場は、川を挟んで中国吉林省延辺朝鮮族自治州の龍井市開山屯鎮と向かい合っており、収穫物の運送にも便利な場所だ。

農場では、合弁相手の要求する作物を優先的に栽培する。天下之本社が要求しているのは、小豆だ。北朝鮮では春には肥料の値段が上がる一方で、小豆の値段は下がる。中国では小豆の値段が高い。その価格差を利用すれば、3倍以上の利潤が得られるという。