清津は、600軍部隊事業所、板門店(パンムンジョム)外貨稼ぎ事業所、清津連絡所冷凍水産など、10以上の軍関係の水産事業所があるほか、高抹山(コマルサン)水産事業所、清津水産事業所、清津水産協同組合など内閣系の水産事業所も拠点を置く、北朝鮮有数の漁港だ。
これら水産事業所所属の漁船のうち、出漁できたのは3分の1にすぎないと情報筋は伝えた。
なんとか出漁できた船も、釣り上げた魚を中国の漁船に売り払い、使い古しの網や燃料と交換して戻ってくるという。魚を積んで港に戻ってきたところで、輸送ができないからだ。