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北朝鮮が初めて行った核実験は2006年、つまり融和姿勢で北朝鮮と接していた盧武鉉政権時に強行されたものだ。なによりも金正恩体制は、昨年36年ぶりに開いた朝鮮労働党大会で、それ以前から打ち出していた核開発と経済発展の二つを両立させる「並進路線」を党規約に明記。北朝鮮の国策の中心に据えられた核開発を、韓国が少しばかりの経済支援や対話などで放棄させられるような段階ではない。

就任直後のミサイル発射によって、金正恩氏は文氏が掲げる融和姿勢に対し、いきなり匕首を突きつけたような形となったが、まだまだ序の口と見るべきだろう。

いずれ北朝鮮が核実験を強行すれば、韓国世論からも融和政策に異論が出始めるだろう。国際社会の北朝鮮圧力に歩調に合わせる必要もある。