当時の朴槿恵大統領は、北朝鮮の謝罪を断固要求した。韓国世論も朴大統領の強硬姿勢を後押しした。背景には、韓国軍が公開した地雷が爆発する瞬間のショッキングな映像の影響があったと見られる。最終的に北朝鮮は「遺憾の意」を表して事実上の謝罪をさせられる結果となった。
(参考記事:【動画】吹き飛ぶ韓国軍兵士…北朝鮮の地雷が爆発する瞬間)暗殺の脅しも
韓国には、いまだに「対話によって北朝鮮の核とミサイルを放棄させる」という楽観論も見受けられる。ただし、北朝鮮の核開発の歴史を振り返ってみると、この発想自体に誤りがあることがわかる。