北朝鮮の最高人民会議外交委員会は12日、米下院が対北制裁を強化する法案を可決することに抗議する書簡を送った。朝鮮中央通信が伝えた。
外交委員会は書簡で「他国のことに自国の『法』をもって干渉し、圧迫する道に進む場合、それがどのような悲惨な結果をもたらすかを考えてみるべき」と威嚇している。
外交委員会は4月11日の最高人民会議で19年ぶりに復活したもの。金正恩党委員長の最側近のひとりで、前外相の李洙墉(リ・スヨン)朝鮮労働党副委員長が委員長に選出された。
北朝鮮は今後、米国務省に対しては外務省が、議会に対しては外交委員会が働きかけを行う形で、対米外交を強化していく可能性がある。