北朝鮮の各地で、同時多発的に山火事が発生していることが衛星写真で確認された。当局はこれといった対策を取れずにいるもようだ。米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
山火事が発生したのは今年3月のこと。衛星写真からは、江原道(カンウォンド)、黄海道(ファンヘド)、平安道(ピョンアンド)の10数カ所で山火事が起きていることが確認できるという。
ところが、4月に撮影された衛星写真では、山火事は消えるどころか全国30数カ所に拡大していて、中でも江原道のものは非常に大規模となっている。3月に発生したものが、今に至るまで燃え続けているようだ。