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▲予備食料と組織生活費:北朝鮮は住民の食料供給基準を1級から9級まで計9段階に分け、1日100〜900グラムを配給するように定めている。各級ごとに、最大で100グラムのコメを予備食料として徴収する。配給は行われないのに、徴収は行われている。さらに、労働党と組織生活の名目で、賃金の2%を支払うように強制している。

▲史跡地、戦跡地の建設を支援:党組織や勤労団体等の組織を動員し、「自発的な参加」を強調している。金日成氏、金正日氏の偶像化作業のための史跡地、戦跡地の建設だけでなく、内閣が行っている建設の支援にも頻繁に動員される。

金銭的な余裕がなく積極的に支援事業に参加できない住民は、「忠誠心」を問題視しされ思想闘争の対象になる。このため住民は建設現場で使われるつるはし、シャベルなどの作業道具や食材などの差し入れを強いられる。

▲ 無償教育:名前ばかりの無償教育で学校運営と関連した費用や物資は全て学生と父兄の責任だ。学生たちは紙くず、鉄屑、廃ゴム集め運動や、「良いことする運動」という名目でウサギを飼って学校に提出しなければならない。2000年以降、学校に差し出す「協賛物」を調達するため、市場周辺で商売をしている学生も現れた。