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以前なら、先に脱北し韓国で暮らす家族から経済的支援を受け、それを元手に北朝鮮で商売をし、豊かな生活を送ることで満足していた人々も多かった。それが最近では、いっそのこと家族全員で脱北しようと考えるようになっているというのだ。

チェさんの語るその手法は、庶民の間でも脱北が一か八かの「勝負型」から「知能型」に移行しつつあることを示している。

脱北はまず、隣人を欺くことから始める。人民班の班長(町内会長)や隣人たちに「商売がダメになった」とわざと触れ回る。私有財産が保証されていない北朝鮮では、当局から様々なケチを付けられ、商品や、商売で築いた財産を一瞬のうちにしてすべて奪われてしまうことが少なくない。そのため、よくある話だと思わせ、同情を買うことができるのだ。