「韓国には脱北者の子どもに対する無償教育や支援制度がある。子どもを育てるなら韓国だ」
姉にそう説得されたヤンさんは「子どもも韓国で育ったほうが幸せだろう」と思い脱北を決意。そして、韓国にたどり着いて出産した。
妊娠した女性の脱北が増えているのは、韓国のような国で子どもを産んで育てたいと考える北朝鮮女性が増えているからだと語るヤンさん。医療的にも劣悪で、子どもを産んだとしても明るい未来を期待できない北朝鮮よりも、優れた設備が整えられた韓国の病院で出産し、産後院で体調を整え、女性としてきちんとした待遇を受けたいと思うようだ。