聞いた人々は、「国内の情報を売れば一儲けできるのか」と大興奮し、この話が口コミであっという間に全国に広がってしまい、冗談か本気かはさて置き「韓国に資料を売って一儲けしたい」と言う人が続出する結果を生んでしまった。
ほかにもまだある。韓国に来て7ヶ月になる脱北者キムさんは、北朝鮮にいたころこんな経験をした。
ある日、地域の保衛局に家族全員が呼び出された。出向いて行くと、取調室のビデオで、複数の脱北女性が北朝鮮の実情について語る韓国のテレビ番組を見せられた。保衛員はある女性を指差して「これはお前の姉ではないか」と聞いてきた。顔つきは似ていたが、姉ではなかったので「違う」と答えた。