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さらに、当局の監視を恐れ、何も語ろうとしてこなかった脱北者家族が、政治講演会が開かれたことをきっかけに「実は韓国にいる家族から送金してもらっている」などといった話をするようになってしまった。

このように、北朝鮮当局の思想教育が逆効果をもたらす事例はほかにもある。

たとえば、昨年8月に平安北道(ピョンアンブクト)の当局が行った政治講演会では「南朝鮮(韓国)や中国に電話で連絡し、内部資料を流出させ、その見返りに5000元(約8万円)を受け取っている輩がいる」との指摘が出た。