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平安南道の平城(ピョンソン)が最近になり、科学研究都市から、中国からの輸入商品の流通の中心地になり、様変りしていることが分かった。

ピョンソン市は1960年代後半に、北朝鮮政府が科学研究団地の造成のために作った、人口約30万人の科学研究都市だ。

ピョンソン市には自然科学院をはじめとし、25の化学研究所が密集している。また、ピョンソン理科大学のような、優秀な理工系科学者の養成機関がある。ピョンソンの南方に平壌市の順安区域やサムソク区域、ヨンソン区域などが位置する、平壌の外郭都市でもある。

中国の丹東や延吉に行く北朝鮮の貿易業者、パク・チャンジュ(仮名)氏は5日、記者との通話で、ピョンソン市の変化を伝えた。

パク氏は現在、平壌のミョンジン貿易会社の指導員で、中国から各種の生活必需品を北朝鮮に輸入している。

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パク氏は“現在、新義州を通じて入って来る中国産の商品は、大部分がピョンソンを経て各地域に運ばれ、販売される。咸興や元山をはじめとする東海岸の地域はもちろん、沙里院や海州、南浦の商人も主にピョンソンに来て品物を運んで行く”と語った。

パク氏はピョンャ唐ェ物流の中心都市として成長した背景について、“新義州から入って来る中国産の生活必需品は、東海岸と南部地域の都市に直接供給すると運搬費が倍になる。ピョンャ唐?o由するのが時間とコストの面からもずっと有利だ”と説明した。

更に、“東部地域にも近く、南部地域にも接しており、ここに倉庫を作って仲介しようとする卸売り業者が随分増えた”と語った。

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パク氏は“人口が一番多い首都の平壌がすぐ近くにあり、高価な商品は、他の地域よりも生活水準が高い平壌の市民が沢山購買する”と述べた。

“首都平壌からピョンソンまでは、自動車や汽車で1時間くらいだ。商人と一般の住民が平壌に入るには、承認番号がある旅行証明書(特別通行証)がなければならないが、ピョンソンには北朝鮮の住民誰もが一般の証明書だけで簡単に行くことができる。最近では、公民証さえあれば一部の特定地域(平壌と国境地域)を除き、ほとんど通過することができる”と付け加えた。

パク氏はまた、“商売のためにピョンソンで暮らそうとする人が増えている”と述べ、“ピョンソンが卸売りと小売りの中心地に変わるにつれて、こうした現象が起きた。数年前まで、ピョンソンに住むことはあまり大変ではなかったが、今では数千ドル払ったら住むことができる”と伝えた。

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一方、ピョンソン市が流通の中心地に変わり、地方の大都市からピョンソンまで運行する長距離バスも増えているという。

親戚訪問のために丹東に来た新義州の住民、キム・ジョンフン(仮名)氏は、“お金がある個人が、中国産の中古バスを購入して、該当の市の旅客運輸事業所に登録をして、利潤の一部を納めて運行している”と言い、”新義州から咸南のタンチョンまで3日かかる。バスでピョンソンに行って、またピョンソンから元山まで、元山からタンチョンまでバスに乗って行ったが、3日かかった”と話した。