それを見た女性は激怒し、包丁を振り回して激しく抵抗した。しかし、あえなく制圧され、逮捕、連行された。保衛局の取調室で激しい拷問を含めた厳しい取り調べを受けているが、どのような処罰が下されるかはまだわかっていない。
人口が4万あまりの田舎である金正淑郡では、保衛部お得意の「逮捕すると脅してワイロをせびる」という手法を使おうにも、人口も事件も少なすぎる。ようやく「カモ」を見つけたと思ったら予想外の抵抗に遭い、保衛員も逆上したようだ。
(参考記事:口に砂利を詰め顔面を串刺し…金正恩「拷問部隊」の恐喝ビジネス)一方、女性の抵抗も故なきものとは言えない。