一方、CDやUSBに保存されて北朝鮮に持ち込まれるドラマ、映画、バラエティは、北朝鮮ではなく、韓国や海外のマーケットを対象にしたもので、娯楽色が強い。
現在のやり方での対北朝鮮放送は、最新の世界情勢を知りたがっている知識人や、気象情報を必要とする漁民、市場情報を求める商人でなければ、処罰されるリスクを甘受してまで積極的に聞こうとするものではないということが、今回の結果から浮き彫りになった形だ。
韓国国内向けに放送されている半官半民のMBC、民放のSBSのラジオの出力(50キロワット)を、KBS韓民族放送並み(1500キロワット)に強力にして、そのまま流したほうが、今の北朝鮮の人々に好評を博すのではないだろうか。