北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は8日、米トランプ政権が、シリア政府軍が化学兵器を使用して民間人を虐殺したという口実で、シリアを攻撃したことに対して「主権国家に対する明々白々とした侵略行為であって絶対に容認されない」と非難する談話を発表。同日、朝鮮中央通信が報じた。

談話は、「世界はシリアに対する米国の今回の軍事攻撃を通じて誰が平和の撹乱者、破壊者であるかをはっきり目撃している」と指摘。

つづけて、「超大国と自称して不思議なほどに核兵器を保有していない国だけを選んで横暴な腕力を振るってきたのが歴代米行政府であり、トランプ行政府も少しも異ならない」と強調した。

さらに、「一部では、シリアに対する米国の今回の軍事攻撃がわれわれを狙ったいわゆる『警告』の行動だとけん伝しているが、それに驚くわれわれではない」と主張した。

そのうえで、「われわれは、日増しに無謀になる米国の戦争策動に対処して自衛的国防力を全面的に強化し、われわれの力でわれわれを守っていくであろう」と述べた。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人、シリアに対する米国のミサイル攻撃は絶対に容認されない

【平壌4月8日発朝鮮中央通信】7日、トランプ行政府はシリア政府軍が化学兵器を使用して民間人を虐殺したという口実の下、シリア政府軍の空軍基地に対する大量のミサイル攻撃を強行した。

朝鮮外務省のスポークスマンは8日の談話で、これは主権国家に対する明々白々とした侵略行為であって絶対に容認されないと強調した。

また、世界はシリアに対する米国の今回の軍事攻撃を通じて誰が平和の撹乱(かくらん)者、破壊者であるかをはっきり目撃しているとし、次のように明らかにした。

超大国と自称して不思議なほどに核兵器を保有していない国だけを選んで横暴な腕力を振るってきたのが歴代米行政府であり、トランプ行政府も少しも異ならない。

一部では、シリアに対する米国の今回の軍事攻撃がわれわれを狙ったいわゆる「警告」の行動だとけん伝しているが、それに驚くわれわれではない。

今回のシリア事態はわれわれに、帝国主義者に対する幻想は絶対の禁物であり、ただ自力があってこそ、帝国主義の侵略から自分を守れるという血の教訓を再び骨髄に深く刻み付けさせた。

核戦力を中枢とする無尽強大なわれわれの軍事力は、米国の破廉恥な強権と専横、侵略策動を粉砕して国の自主権と民族の生存権を守る正義の霊剣となっている。

こんにちの現実は、力にはただ力で立ち向かうべきであり、核戦力を非常に強化してきたわれわれの選択が全く正しかったということを実証している。

われわれは、日増しに無謀になる米国の戦争策動に対処して自衛的国防力を全面的に強化し、われわれの力でわれわれを守っていくであろう。

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